【研究スタッフコラム】地植えのバラの冬の根切り・寒肥・やり方・効果とは!?
バイオゴールド R&Dセンターとは
素材研究、自然科学・植物生態学、使い方・安全性の研究などがおこなわれています。製品開発をはじめ、科学的裏付けに基づく情報配信・お客様サポートの強化に取り組んでいます。
こんにちは。バイオゴールドR&Dセンター研究スタッフの南田です。
冬の時期には毎年しつこいほどにおすすめしている「根切り」。試していただいて、効果を実感されている方もいらっしゃるかもしれません。
なぜこの寒いなか、こんな重労働をしなくてはいけないんだろう?と思いながら重い腰をあげて行うこの作業、せっかくなので、どのようにして効果が出るのかをちょっと想像して、確実な効果をねらいましょう!
ということで、本日のテーマはこちら▼
この時期のマスト作業?
地植えのバラの根切りの効果ってなんだ!?
「根切り」は、バラなどの落葉樹が冬に葉を落としている状態で根を切り新しい根の発根を図り、樹勢を刺激して活発にさせる効果が期待できる作業です。太い根はそのままにしたいので、枝張りの下辺りを目掛けてスコップを土に挿し、スコップで切れるような細い根を切り、良質な堆肥類や元肥を混ぜます。
どうして細かい根を切ると、
樹勢の活性化が期待できるのでしょう?
それは、細かい根っこは切られてしまうと、なんとか元通りにしようと頑張り始めるから。切られた周辺に新しい根を出させるよう促し、たくさんの根を出し始めます。(まれに、クレマチスのように、切られても回復しない植物もいるので、注意してください。)
実は、伸びてから時間が経った根は養水分の吸収が鈍くなります。
一方、新しい根の先端は養水分の吸収抜群!その活発な新しい根の先端の数が何倍にも増えるわけですから、植物は若返ったように勢いづいてくれます!
そして、大切なことが
根を切るように掘ったあと、良質な堆肥を混ぜ込むこと。
堆肥類や元肥の効果で新しい根は伸びやすく刺激を受けやすい環境が整えられ、樹勢活性の効果は倍増します。
樹勢が回復すれば、これまでどうにも枝葉が伸びないな?とか花が咲かないな?とか悩んでいたことが吹き飛ぶように、植物は生き生きと枝葉を伸ばして花を咲かせます。
でも、そんないい効果なら、寒くたいへんな時ではなく困ったときにやればいいのでは?と思いませんか?
やっぱりこの時期をおすすめする理由があります。
この時期、落葉樹は体の動きがかなり少なく、根を切られることへの負担が少なくなります。
もし春先に行ってしまうとせっかく新しく出た根を切り落としてしまいますし、梅雨や夏の時期は、植物のからだは多雨や暑さへの対応にいそがしく、体力を消耗していて、根を切ったダメージからの回復が困難になることもあるので、やはり晩秋くらいから冬にかけてがおすすめです。
あわせて、作業時に土に混ぜる堆肥の土壌改良効果を期待するにも冬がおすすめな時期となるので、ちょっと寒くてたいへんなのですが、寒さに負けずがんばり、春からの植物に勢いをつけてあげましょう!
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※この記事は2020年11月24日現在の情報をもとにしています
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