【SDGs】有機肥料の普及でSDGsに貢献!そのためにバイオゴールドができること
■有機農業の考えを園芸や造園業界にも広めたい
日本では2006年12月に「有機農業の推進に関する法律」が成立し、農林水産省も有機農業を推進しています。さらに2018年12月に閣議決定された「SDGsアクションプラン2019」において、有機農業はSDGsの優先課題としても位置づけられました。
そんな中、私たちは有機農業の考えを、園芸や造園業界にも広める必要があると考えています。
■有機農業の考えを業界全体に広めることがSDGsにつながる理由
有機農業をSDGs推進のための優先課題に位置づけた理由の1つとして、気候変動や生物多様性に配慮した持続可能な環境づくりにつながる点があげられています。最近の研究では、有機農業にシフトすることで、次のような効果が得られることもわかってきました。
・生態系の維持、生物多様性に貢献できる(SDGs目標15)
・適切な土壌管理が気候変動の抑制につながる(SDGs目標13)
・化学肥料の使用削減による水質汚染防止等が人々の健康や福祉につながる(SDGs目標3)
・化学物質の水路への流出防止につながる(SDGs目標6)
こうした効果は、農業以外の分野でも同じことがいえます。つまり植物や土を扱う園芸や造園業界でも「有機栽培」を進めることがSDGsの取り組みにつながっていくのです。
■有機栽培を進めるためにタクトができること
有機農業推進の必要性は15年も前からいわれているのに、いまだ普及していません。農林水産省の調査によると、「労力がかかる」ことが一番の理由となっているようです。労力がかかる原因はいろいろありますが、その中には「有機肥料による栽培の難しさ」もあるでしょう。
しかし私たちは、「誰でも簡単に扱える有機肥料」を目指して開発を続けてきました。だからこそ、私たちの作る資材なら有機栽培の普及に貢献できると信じています。さらに誰にも認められる有機肥料であることを証明するため、有機JAS別表1に適合するOMJ評価資材(※1)として登録を進めています。OMJ評価資材とは有機JAS資材評価協議会によって有機農業に使用可能と評価された資材です。
※1:有機資材リスト掲載一覧表
バイオゴールドは園芸や造園向けのため、本来は農業分野で普及しているOMJを取得する必要はありません。かなり厳しい条件のため登録が難しいのも事実です。そこをクリアし、OMJ評価資材を園芸・造園業界にも普及させることで、SDGsに大きく貢献したいと考えています。
私たちは、2015年よりOMJ評価資材への登録を開始し、現在は10以上の資材を登録するに至りました。園芸や造園業界では、あまり知られていないOMJですが、パッケージやパンフレット、ライブ配信やオンラインセミナーを通じて、広めています。
■園芸や造園業界でも有機栽培を推進し、SDGsに貢献したい
有機農業の必要性は昔からいわれていたものの、国をあげて推進を始めたのはここ数年。園芸や造園業界での有機栽培に対する認識は、進んでいないのが現状です。
私たちは、有機栽培の必要性を広めるとともに、「有機栽培は難しい。手間がかかる」というイメージを払拭します。誰もが楽しく簡単に育てることのできる有機肥料の開発を続け、OMJへの登録数もさらに増やしていきます。同時に情報発信を続けることで、SDGsの目標達成に貢献します。
【参考資料】
▼農林水産省「有機農業をめぐる事情(令和2年9月)」
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/attach/pdf/meguji-full.pdf
▼農林水産省「有機農業をめぐる我が国の現状について(令和元年7月)」
https://www.maff.go.jp/primaff/koho/seminar/2019/attach/pdf/190726_01.pdf
▼有機JAS資材評価協議会によって登録されている有機JAS別表1適合資材
http://www.yuhyokyo.com/wp-content/uploads/2021/09/210928material_list_number.pdf