【研究スタッフコラム】植物自身の寒さ対策どんなもの?「枝がため」とは?
バイオゴールド R&Dセンターとは
素材研究、自然科学・植物生態学、使い方・安全性の研究などがおこなわれています。製品開発をはじめ、科学的裏付けに基づく情報配信・お客様サポートの強化に取り組んでいます。
こんにちは。バイオゴールドR&Dセンター研究スタッフの南田です。
季節とともに寒くなり、防寒着を引っ張り出すような気温の変化。防寒着を持たない植物たちの寒さへの対策、どのようなものかご存知ですか?
本日は、植物たちが自身でおこなっている寒さ対策を知り、どうしたら私たちが応援してあげることができるかを紐解いていきます。
枝を伸ばすのを抑えた植物たちは、秋からの寒さを経るたびに、寒さ・凍結に負けない力をつけてゆきます。これが、耐寒性や耐凍性と呼ばれるような変化です。この力は植物の種類によって強い弱いがありますが、寒さに当たることで基本的にはどのような植物も体内で寒さに対する対応が行われているのです。
有名なところでは、体内に糖類をはじめとする成分をためて濃度を濃くすること。濃度の濃くなった液体は凍りにくく、水が凍る温度でも凍りにくい状態に。大事なだいじな体の中心を守ります。冬の野菜は甘い、とよく聞くのはこのためです。
さらに、細胞をちょっと対応させて、防ぎきれない凍結ダメージを最小限にする変化も。体内を凍りにくくするのとは逆に、外側は凍ってもダメージが全体に及ばないようにするのです。このおかげで、まんがいち体の一部が凍ってしまっても、枯死に到らず耐えられます!
なんだか植物たち、静かに静かに頑張ってますよね!
この変化を応援できるのが、
「ヴィコント064」
液体なので、本格的な寒さを迎える前に速攻で吸収させられ、体内の耐寒性を高める変化を促進・向上させます。「ヴィコント064」に記載されている「枝がため」の効果です。これは、主な液肥(生育を促進する液肥)にはできない効果!バラなどの樹木にはぜひ施してあげたいものです。
「枝がため」の目的で「ヴィコント064」を与える場合は、窒素分を控えたいのでその他の肥料はお休みして、「ヴィコント064」のみを与えてください。
与えるのは、寒さを経験し始める前からでもOK。寒くなるのが早い地方では、より早めから与えて、耐寒性獲得を後押ししてあげましょう。
(冬野菜などのこれからの時期に生育を期待する植物の場合には、窒素分も含む生育を促進する肥料を与えてください。)
さらに、「バイタルV-RNA」や「バイオゴールドバイタル」の活性液も、根の力や光合成を高めるため、耐寒性をアップさせるのに効果的です。
ご説明した通り、耐寒性は徐々に寒さに当たることによって高められていくもの。暖かかった日が続いていたのに、急激に気温が下降したとか、急に雪が降ったとか寒風が吹き荒れたとか、耐寒性の高まりを持たずして寒さに当たった場合は、どんなに寒さに強い植物でもダメージの可能性があります。反対に、芽が動き出した後の急な積雪なんかもダメージの元に。
こんなダメージの後には、活性液で少しでも体力をつけて寒さに臨んでもらうのが一番です。
製品情報
◆耐寒性を高める・枝がためにも有効の液肥「ヴィコント064」
◆耐寒性アップを力強くサポートする活性液「バイタルV-RNA」
◆耐寒性アップを優しくサポートする活性液「バイオゴールドバイタル」
☆「ヴィコント064」と「バイタルV-RNA」、「ヴィコント064」と「バイオゴールドバイタル」は混合散布が可能です。
気温の変化が大きく、人も植物も対応するのが難しい時期が続いていますが、寒さに向けてじっくり体が変化していることを想像しながら、大切な植物たちをケアしましょう!
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※この記事は2020年10月22日現在の情報をもとにしています
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