【研究スタッフコラム】台風から花芽を守る!! / 台風被害・塩害を受けたらどうする?
バイオゴールド R&Dセンターとは
素材研究、自然科学・植物生態学、使い方・安全性の研究などがおこなわれています。製品開発をはじめ、科学的裏付けに基づく情報配信・お客様サポートの強化に取り組んでいます。
こんにちは。バイオゴールドR&Dセンター研究スタッフの南田です。
毎年まいとし、多い年もあれば、少ない年もありますが、必ずこの時期にあるお問い合わせといえば、「台風」に絡むことです。
「強風で枝が折れてしまった…」、「葉先が枯れてきてしまった…」、「明らかに株が弱っている…」などです。
これらの被害を受けなければ、たくさんの秋花、紅葉を楽しめたのに・・・と残念な思いをされた経験がある方は少なくないはずです。
近年、台風の被害は大きく、台風が発生した際にはテレビやラジオ、ネットニュースなどで盛んに報道されます。”台風”ときキーワードが聞こえてきたら、迅速に植物たちに対策を講じてください。
本日のコラムでは、台風対策、台風後のケア、塩害対策をお伝えいたします。
台風接近の予報が出たら、対策を急いで!
しまえるものはしまう!が基本です。
しまうのが無理なものなら鉢にたっぷり水やりをし、丈夫な柱などに縛り付けたり、鉢をあらかじめ倒しておいたり、安全そうな場所に鉢植えをまとめたり。
とにかく飛びそうなものを飛ばさない、倒れたりしてもガラスなどに被害が出ないようにするよう、植物だけでなく、あらゆるものの対策を。
意外と重要!台風後のケアも忘れずに
無事に台風が過ぎたら、あらためて植物たちのケアを。葉の汚れを流したり、折れた枝葉があるようなら取り除いたり。
そしてバイタルの葉面散布。室内の環境への移動で疲れた株、暴風雨を受けてくしゃくしゃになった株に早めにエネルギーを補給させ、その後の復帰をスムーズにしましょう。
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台風後に葉先が枯れる、萎れてしまった…
それって塩害の可能性が。
近年の台風後、海から少し離れたところでも散見された「塩害」。
元気だった木や草花などに、台風後葉先が茶色く枯れる、草花も全体に萎れてしまうなどの症状が現れました。
原因は、台風で海の水が巻き上げられて広範囲に降ってきたもの。塩分を含んだ水が葉に付着したのち、晴れて水分が蒸発し、塩分が葉面で高濃度になって葉が傷んでしまった結果です。傷んでしまった痕は、もとには戻りません。
先にお話しした台風後のケアと重複してしまいますが、とっても重要なポイントなどで、もう一度言います。
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台風が過ぎたら、すぐに葉のケアを。過ぎて直ぐの対応は難しいところもありますが、塩害対策においては「葉が乾く前に」というところが、とっても重要です。きれいな水で葉を流してあげて、その後にバイタルの葉面散布です。
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塩害被害が出てしまった場合は、秋の生育期は短いので、一日も早く回復させてあげることが必要です。活性液の根本散布に加え、液体肥料を上手に使い新芽促進を手助けしてあげてください。
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また、台風後にはこんなお問い合わせもよくあります。
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Q.少し前に固形の肥料をまいたのですが、
台風が過ぎたら肥料の粒がなくなっていました。
すぐに追肥した方が良いですか?
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A.しばらく日数をおいてから、追肥をしてください。
形がなくなってしまっても、肥料の成分は土に保持され、 徐々に植物に吸収されます。
バラのように肥料切れを防ぎたい植物や肥料成分の流出がご心配な鉢などの場合には、 1週間程度様子を見てから再度追肥を与えてください。 もちろん、すぐに与えていただいても与えすぎの心配はほとんどありませんので、気になったらすぐに与えてもOKです。
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※この記事は2020年8月28日現在の情報をもとにしています
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