土壌改良・樹勢回復で30年《天然有機肥料バイオゴールド》株式会社タクト

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【連載第7回】土の保肥力って何でしょう?

2021-05-31

 

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バイオゴールドのお客様アンケート等で寄せられた土に関するお困りごと・お悩み、疑問・質問から生まれたコラムです。バイオゴールドの研究開発機関R&Dセンターの研究スタッフ 南田が、皆さまの土いじりライフが今よりもさらに楽しいものになることを願い、土に関するいろいろなことを綴ってまいります。ご参考にしていただけましたら幸いです。
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皆さま、こんにちは。
バイオゴールドR&Dセンターの南田です。
 
芽がすくすくと伸び、葉が展開し、たくさんのお花が咲くと、「この子たちのためにしてあげることはないかな」と、摘心や花がら摘み、水やり、そして肥料やりとお世話探しをするのが楽しくなりますよね!
 
特に肥料やりは、「この栄養が次のお花をつくるエネルギーになる」と思うと、固形肥料の「バイオゴールドオリジナル」をパラパラ~パラパラ、液体肥料の「ヴィコント564ネオ」をサササーサササーっとやるたびに、ニヤリっとしてしまうのは私だけでしょうか!?
 
ところで、この与えた肥料は土の中でどのようになっているのか、どうして液肥はすぐに流れると言われているのか、想像してみたことはありますか?
 
ということで、
連載企画「土いじりが楽しくなるお話」7回目のテーマはこちらです▼

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土の保肥力(ほひりょく)とは?
~養分の流出を防ぎ無駄のない施肥ができる土壌を築こう~
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土の話になるとたまに出てくる「保肥力」(ほひりょく)という言葉。
そのまま、土が肥料の成分を持っていられる力(保持していられる力)を表します。
 
 
え、土って手があるの?
なんて思うのですが、その手の数によって保肥力の高い低いが変わってきます。
 
保肥力が高い土なら手がたくさんあり養分がたっぷり保持され、低い土では手が少なくて養分はどんどん流れていってしまいます。
 
 
保肥力の高い土は粘土質の土。
養分をたくさん保持できるのですが、ご存知の通り水はけが悪く植物を育てるのには向いていません。
 
一方保肥力の低い土は砂のような土。
水はけが良すぎる上、養分も流れていってしまいます。



では、植物の育ちやすい環境になっている団粒構造の土ではどうでしょうか?
  
これがけっこう、保肥力があるんです!
団粒構造の土は、水はけや空気の保持などだけではなく、養分保持の面でも優れているなんて、やっぱり植物がしっかり育つための環境になっているんですね。

 



実は、保肥力の大部分は粘土や腐植によるもの。
そんな粘土と腐植によって出来上がっている団粒は、保肥力も高いんです。つまり、植物がしっかり育つための土の環境作りに欠かせない腐葉土をはじめとする腐植物を土に施すということは、肥料などの養分を無駄にしないためにも、とっても有効なのです!
 
 
では、腐植や粘土を与えていて養分が保持されるなら、
液肥とかも一度にたくさんあげていいんじゃないの?
肥料過多って何だろう?
という疑問がわき起こってくる方もいるのではないでしょうか。
 
もちろん液肥の成分も土に保持されます。ただ、土に保持される養分の量は決まっているため、一度にたくさん与えても流れてしまう成分が多くなってしまうんです。
 
また、液肥の良さは即効性。水に溶けて水分と一緒に植物に吸収されることで叶う利点のため、薄めにしたものをこまめに与えてあげる方が、植物にとっても吸収しやすくなります。
 
逆に、濃すぎる養分や大量の養分が土に保持されることなく、水に溶けた状態で土の隙間にとどまってしまうと根が傷む原因にもなります。
これがひとつの肥料過多です。
 
また、土の保肥力は養分の種類によって保持されやすさが異なるため、養分を与えすぎて特定のものが溜まってしまい植物が育ちづらい土壌環境になってしまうなんてこともあります。(プロが管理する庭園などでも多々あります)
 
いずれにせよ、養分が有り余っているというのは植物が健全に育たなくなる環境と言えるので、土の保肥力を過信して与えすぎるのは避けた方が良いと言えます。
 
特に、主に化学肥料を使い土壌改良もしないような栽培の場合、土壌で栄養分の保持ができず、やがては海へと溢れ出し、海が富栄養化しプランクトンの異常増殖が起こり、海の生態系を崩すことにつながります。
これは2015年に策定された世界共通の持続可能な開発目標であるSDGsにも反することです。
 
(*バイオゴールドは土壌の有効菌を増やし土の保肥力も高めるので、SDGsの14 海の豊かさを守ろう・15 陸の豊かさを守ろうに貢献できる製品です。詳しくは、>>バイオゴールドのSDGsの取り組みページをご覧ください。)
 
 
ところで、バイオゴールドの固形肥料は、多少与えすぎても大丈夫っていつもご案内していますよね。それは、バイオゴールドは腐植も持っているうえ、微生物が分解して出てくる成分も持っているから!すぐに溶け出して土に保持してもらわなくてはいけない成分だけではないということです。もちろん、あまりにひどく多量に与えることはよくないのですが、植物の様子を見ながら、期待を込めて気持ち多くする、という使い方はOKです!

 
*梅雨など雨が多い時期は、土の中の水分が多いために養分が流されていきやすいので、液肥は要所要所でこまめに与えることで、必要な時にさっと吸収させられます。また、葉面散布も効果的です。

こちらのコラムをご参考にしてください▼
>>雨で不安定な季節だからこそ活用したい!!即効葉面散布術
 
*夏に薄めた液肥をおすすめするのは、さっと負担なく植物に吸収させて、土の中に無駄に養分を残さないようにするためです。
 
 
[関連製品]
■土に保持されやすく持続性抜群な固形肥料はこちら
>>バイオゴールドオリジナル
>>バイオゴールドセレクション薔薇
 
■土の保肥力を高めるにはこちら
>>クラシック元肥
>>クラシック熟成 大地肥
>>長期多段熟成 牛ふん[ダイレクト販売限定]
>>長期深林熟成 腐葉土[ダイレクト販売限定]


 


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【連載第5回】土は必ずしも必要じゃない!?水耕栽培から考える土の役割

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※この記事は2021年5月31日現在の情報をもとにしています